2004/11/15 卒論指導  松本千穂

1. 下野新聞青木記者に質問

下野新聞の青木記者に、メールで質問を送りました。回答は1117日にいただける予定。

[質問内容]

記者の目から見た印象でお答えくださると幸いです。

@現状の宇都宮競馬を見た感想

A宇都宮競馬の問題点

B県の対応について(新競馬法の成立を待たずして、廃止したことなどを含めて)

C市が県よりも先に撤退した事について

D騎手や調教師の方の話を聞いての感想

E騎手や調教師の方々を取り巻く問題

F宇都宮競馬を支援する会の現状

G今廃止は正しかったと思うか

H取材をされていた時の、各担当部署の対応はどうだったか

I記者の立場から見て、生き残る方法はあったと思うか

 

以上の回答を見て、さらに自分の中の知識と融合させていく予定である。

 

2.大井競馬観戦

 さる113日大井競馬に、友人と二人で行ってきた。今回は、女2人での観戦である。大井競馬場には、様々なアクセス方法がある。栃木から行く方法で、一番分かりやすいのは東京モノレールを利用する方法であろう。上野などの山手線駅から浜松町へ、そして東京モノレールを利用する。浜松町から大井競馬場前で下車そこから徒歩2分ほどで競馬場前に着く。JR大井町駅から無料バスを利用する方が、若干早く安く着くが、今回はモノレールルートを利用した。ちなみに、小山駅で発券されている「ホリデーパス」(2300円)を利用すると、東京モノレールも乗り放題になるので、浜松町、大井競馬場前の260円往復分がなくなり、東京自由乗車券より若干得をする。大井競馬場に到着すると、まずは入場券を買うわけだが、入場券は100円である。今回は、友人からチラシをもらっており、そこに入場券がついていたため、無料で入場した。入り口で、キャンペーンのスクラッチカードをもらう、削ってでてきた商品をもらえるようだ。削ってみると、無料入場券と東京シティ競馬(以下TCK)のキャラクター、「うまたせ」君のピンズを貰う事ができた。一番の目玉は、オリジナルジャンパーだったようだ。観戦日当日は、G1が3つ行われるJBCの日であったため、ゴール前はすでに人がたくさんいた。また、夜のレースである、「トゥインクル」の日であったため、開門は14時、終了は21時半ごろとナイターを楽しめる日であった。休日であったため、スーツ姿の人は少なかったが、カップルや仕事の同僚と来たというような人が多く目立った。

さらに、今回は、より見やすいよう指定席券を事前に購入した。今回購入したのは、ペアシートと呼ばれ、2人がけで一席1000円。風にさらされ、若干寒いが席を確保できるので、ゆっくり観戦する事ができるのは有難い。ガードマンがいるので、券を持っていないと、座る事はできないようになっている。指定席は計5つ。一番新しいのが、ゴール前に近いTCK新スタンド「L−WING」。その隣から、2、3、4号スタンドと続き、それぞれに指定席がついている。今一番人気があるのは、ダイアモンドターンと呼ばれるバイキングを楽しみながら一日中優雅に白熱のレースを観戦することができる席である。馬場を臨む全ての席にはテーブルモニターが付き、食事と競馬、どちらも心ゆくまで堪能できる指定席である。今回は、そのダイアモンドターンの下に位置する、ミリオンシートという席にすわったのであった。ミリオンシートは直線が見やすく、ターフビジョンというモニターも見やすい。1000円にしては良席だったように思う。今回は、G1ということで、当日指定席券を買うことは不可能であった。確認のため、インフォメーションを見てみたのだが、どこも満席であった。指定席券を前もって、インターネットで買うことができるので、その影響もあったのだと思われる。

 さて、大井競馬だが、馬券の種類は豊富である。まずは、基本となる単勝、複勝、馬連、枠連がある。さらに、3連複、ワイド、馬単、3連単もある。驚いたのは、枠番を順番通りに当てる、枠単があったことだ。これは中央競馬にはない。後日聞いた話しだが、大井競馬は、今中央にもある3連複、3連単発祥の競馬場らしい。馬券の最先端を行く競馬場のようだ。さらに、レースにはスポンサー企業がついている。たいていの競馬場にはスポンサーレースがついていないようなのだが、その日の大井競馬には8つものスポンサーレースが施行されていた。経営不振にあえぐ地方競馬で、大井競馬がこんなにも潤っているのは、都市部の人口と、ファンサービスの充実、そしてこうしたスポンサー企業との共存がかぎになっているのではないだろうか。そして、やはり目玉はナイターである。普通の競馬は17時には全てのレースが終了する。中央競馬でも、「薄暮競馬」というキャンペーンを行って、遅いレースを施行しているが、18時には終了する。ナイターを施行している競馬場は少ないのである。大井はナイターで成功した競馬場の一つと言ってしまって良いだろう。地方競馬は、中央競馬の行われない平日に開催されるのが一般的である。つまり、会社員やOLが仕事をしている期間に競馬を開催しなければならない。通常の開催方法では、都心部に溢れる競馬人口を捕らえることはできないと考えた大井競馬は、会社が終わってからの競馬ということで、トゥインクルレースというものを始めた。これが、受け入れられ、今も大井競馬は生き残っている。都市部の特徴を上手く捕らえた経営方法が成功したのである。もちろん、全ての競馬場でナイターを施行したからといって、それが必ずしも成功するとは限らない。その地方独自の特色を活かした経営が必要になってくるのである。

 

3.今後、地方競馬を書く上で、入れていくこと。

@     ホッカイドウ競馬とコスモバルク

A     高知競馬とハルウララ

B     新競馬法

C     外厩制度(認定厩舎制度)http://www.hokkaidokeiba.net/event/system/top.html